皆さんこんばんは、蜜柑です。
ついに、ついにルパンレンジャーVSパトレンジャーが最終回を迎えてしまいました。
一年間、本当に楽しめました。ありがとう。ありがとう。
というわけで、今回は、これからルパパトをみようと思っている人へ見どころの紹介や、最終回を終えての感想を書いていこうと思います。
失ったものを取り戻すために戦う快盗。
世界を守るために戦う警察。
君はどっちを応援する!?
目次
国際警察の権限において、見どころを紹介する!
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今までに無かったスーパー戦隊
ルパパトの最大の見どころは、スーパー戦隊が2つ登場しルパンコレクションというアイテムを奪い合うという設定です。
今までもvシネマで今年のスーパー戦隊VS去年のスーパー戦隊や、追加戦士が別の戦隊という扱いのスーパー戦隊はいました。
しかし、最初から2つの戦隊が対立しているという構図はルパパトが初めてです。
異次元犯罪組織ギャングラーも交えた3つ巴の戦いは、めまぐるしいカメラワークと相まってかなりの迫力。みなきゃソンだよ。
正統派とアウトロー
ルパパトでは、2つの戦隊の違いも見どころの一つです。
失った人を取り戻すために、最後に一人残ってしまっても願いをかなえると誓ったアウトローなルパンレンジャー。

ルパンレンジャーは今までに無かったタイプのスーパー戦隊で、ルパンコレクションを取り戻すことが第一で、ギャングラーを倒すことは二の次です。
他にも、必殺技や巨大ロボ合体時にロボの名前を叫ばないとか、今までのスーパー戦隊のセオリーをあえて守らないように演出されています。
逆に、市民を守るために、異世界犯罪組織ギャングラーに立ち向かうパトレンジャーは正統派スーパー戦隊として演出されています。

ギャングラーを倒すことが最優先で、警察の装備として使えないルパンコレクションは破壊しても構わない。
必殺技や合体時に名前を叫ぶなど、今までのスーパー戦隊の王道をゆくように演出されています。
こういった2つの戦隊を楽しめることもルパパトの見どころだと思います。
彼等の人間関係にも注目
パトレンジャーは警察に所属しているので、正体を隠す必要がありません。
しかし、ルパンレンジャーは快盗なので正体を隠してレストランを隠れ蓑にしています。
そこでの2つの戦隊の人間関係にも注目です。
熱血お巡りさんをどうしても兄と重ねて苛立ってしまうルパンレッドや、ルパンイエローに恋をしてしまったパトレン2号など、正体を隠しているがゆえに複雑なってしまう人間関係は観ているこっちがもどかしくなります。くぅ~~~。
そこで交わした数々の言葉は、彼らの重荷になることもあれば、背中を押してくれることにもなります。ぜひ観てみてください。
巨大ロボ戦が凄い!
スーパー戦隊といえば巨大ロボ戦闘です。
特に今作はCGをフル活用して、ルパンカイザーが町中を飛び回り、パトカイザーが縦横無尽に走り回ります。
もうほぼアニメ。でも超凄いです。ヌルヌル動きます。
観て!とにかく観て!!
ルパパトは、ルパンレンジャーがメインの物語です。
彼等は快盗であることを自覚し、うしろめたさを感じていながらも野望のために戦いつづけるしかありません。
そしてパトレンジャーも警察官ゆえ、その行為を責めることもあります。
迷いや葛藤、それでも命を懸ける覚悟。
視聴者はお互いの戦う理由を知っているからこそ、戦う以外での彼らの会話や行動に見入ってしまいます。
それが、ルパパトの最大の見どころです。
ぜひ、あなたの目で結末を見届けてください。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
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予告する!ここから先はネタバレだ!

最終回を終えての感想
良かったねぇ~~~!!!お兄さんたちを取り戻せて!!!!
もうほんと、魁利の「兄ちゃん・・・ごめん・・・」で泣きそうになっちゃった。
あの「ごめん」にはどんな意味があるんだろう。
助けるのが遅くなってごめん。あの時ケンカしてごめん。
快盗になってしまった。兄を快盗にしてしまった。
色々な「ごめん」が含まれているんだろうなと思いました。
物語終盤の圭一郎の苦悩もまた見どころでしたね。
警察官としてルパンレッドを正論で責めていたけど、彼らの正体と彼らの苦悩を知って自分の無力さを思い知ることになってしまった。
警察官を辞めてでも魁利を助けたいと思う一方で、警察官でなければ街の人たちを守れない。もし警察官を辞めてギャングラーと戦おうとすれば、快盗と同じになってしまう。
最後には魁利に背中を押されて、彼らの命を奪わなければならない選択を迫られた。
もう、吠えるしかないよね。
マイベストシーン
ここからは、僕が大好きになったシーンを紹介していきます。

第5話 狙われた国際警察
トリガーマシンバイカーとサイクロンダイヤルファイターの奪い合いのさなか、パトレン1号とルパンレッドの言い争いのシーン。
パトレン1号 「どんな言い訳をしようと、快盗という手段を選んだ時点で貴様らは間違っている!」
ルパンレッド「そうかもな。でも・・・」
ルパンレッド「俺たちはこれしかないから快盗やってんだ。正論なんかどうでもいいね!」
レッド同氏の対立として回想シーンに何度も登場しましたね。
警察官として誇りを持っている圭一郎は、快盗という手段をとった彼らを認めるわけにはいかない。一方魁利たちは、自分達に力も権限もないことを理解しているから快盗という手段をとるしかない。魁利の覚悟が垣間見えるシーンでしたね。
第六話 守るべきものは
バイカーとサイクロンを奪われて頭に血が上った圭一郎だったが、つかさのビンタにより目が覚め、ルパンレッドとの戦いのさなか、逃げ遅れた市民を発見。ギャングラーの攻撃をあえてよけずに受け止めて市民を守りぬいた。
圭一郎「思い出した」
「国際警察の権限を預かる責任を忘れるな。我々が手にしたものは人々を守るための力だ。使いかたを間違えてはならない」
「俺がすべきは、おのれのプライドを守ることじゃない。
人々の安全と平和を守ることだ!」
圭一郎が警察官としての誇りを取り戻すシーンですね。熱い!いやさ熱い!!
熱血お巡りさんはTwitterでも大人気でしたね。

#50永遠にアデュー
ザミーゴと一人だけで戦っていたルパンレッドを助け出した後のシーン。
魁利「お前ら、なんで・・・?」
初美香「誰が倒れても残った一人が願いを叶えればいいなんて、あんな約束クシャクシャのポイだよ」
透真「ここまで3人でやって来たんだ。今更置いていくな」
残った一人が願いを叶えればいいという誓いをたてたルパンレンジャーだったが、しっかりと仲間意識が芽生えていたというのが分かるシーン。
今までも仲間を信じて行動するシーンは多かったけど、はっきりと「3人でやってきた」と言ったのはこれが初めて。
同じく「永遠にアデュー」で、ルパンレンジャーがパトレンジャーにルパンコレクションを預けるシーンも大好きです。
ザミーゴを倒すためにトリガーマシンを託してくれた圭一郎に報いるためなのか、強敵との戦いが待っているのにも関わらず、ダイヤルファイターをパトレンジャーに預けていった。
ルパンレンジャーの中だけではなく、ノエルやパトレンジャーともちょっと変わった仲間意識があったのかもしれませんね。
他にもたくさんのシーンがありました。
もちろん、「不審なエビフライ」とか「シャケハラスメント」とかわけわからんギャグ話もルパパトの面白さを引き立たせるスパイスになっている
・・・・と思う。

ギャングラーの結末
魁利たちを助ける方法が見つかるまで、圭一郎たちはギャングラーのボス・ドグラニオを閉じ込めるという選択をしました。(結局、新たな快盗が助け出したけど)
ドグラニオは組織というしがらみを捨て、自分のやりたいことをするという選択をし、ザミーゴの願いを聞き入れ、パトレンジャーを自らの金庫にいれ、最後には人質にまでしました。
その結果、最も自由とは程遠い地下の牢獄に閉じ込められることになってしまい自分でいのちを絶つこともできず、かといって助けに来てくれそうな忠誠心の厚い部下もいそうもない。ドグラニオはもう、寿命がくるまで一生暗くて深い地の底で過ごしていくしかありません。
歴代スーパー戦隊の悪役の中でも倒されずに、逮捕されるというのはかなり珍しいパターンだと思います。
自分達の欲望の赴くままに残虐非道な行いをしてきたギャングラーのボスの最後は、自分の鎖で自由を奪われるというなんとも皮肉な結果となりました。
気になったところ
まぁ、どの作品にも気になるところはあるわけでそれもちょっと書いていこうと思います。
ノエルの正体
ノエルとコグレさんの正体がギャングラーの世界の住人の子孫であり、何かしらのコレクションの力をつかっているという話がありました。
正直いうとちょっと印象が弱い。
結局、そのコレクションの力で長生きしているのか?それともギャングラーのような本当の姿があるのか?そのあたりの話が無かったので残念でしたね。
サイレンストライカーとビクトリーストライカーが何故宇宙を漂っていたのか?
突然発見されたという話から始まって、結局何故宇宙にいたのかということは分からずじまい。アルセーヌが逃がしたんだろうか?
最後に
最後にちょっと気になることを書きましたが、一年を通して本当に楽しませてくれた作品でした。最初に番組が公表されたときは「ルパン3世みたいになるのかな?」とも思いましたが、巨大ロボ戦に力を入れてくれたり、レッド2人の葛藤に心がざわざわしたりと毎週楽しみで、最終回をしてしまったのが本当に残念です。
しかし、どんなものにも終わりはあります。
次のスーパー戦隊はリュウソウジャーです。どんな物語になるか今から楽しみですね。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
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