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声優の専門学校経験談

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たまには昔の話をしようか。

皆さんこんばんは、蜜柑です。

プロフィールで公開していますが、僕は高校を卒業後声優の専門学校に入学し2年間勉強して卒業しました。

その時の実体験を書こうと思います。

これから、声優になりたい、専門学校に入学したいと思っている人に

ちょっとまてと、一旦冷静に考えてもらうための記事になっています。

 

注意、この内容は約10年前の経験談です。

今の状況はもちろん変化していると思いますし

あくまで僕の入学した専門学校の経験談です。

他の学校ではどうなっているか分かりません。

あらかじめご了承ください<m(__)m>

声優の専門学校経験談

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授業内容

授業内容はいろいろあって

アテレコ・ボーカルレッスン・ナレーション

ダンス・バレエ・ピアノ・演技レッスンなどなど

他にもあったと思うんだが・・・思い出せない。

時間割は自動車学校の時間割みたいに1時間授業→1時間時間が空く→2時間授業みたいな感じ。

空き時間は休憩所にいたり出かけたりしてた。

ダンスとかバレエもあるよ

あるよ。

元々ミュージカル出身の先生が多かったためかなぁ?

声優の授業に必要なの?と思うだろうが

バレエは正しい姿勢が重要な競技

発声が出来るからだを鍛えるという意味で必要。

腹式呼吸が出来ないといけないからね。

(喉に負担を与えないようお腹から声を出すこと)

あと、2年間勉強して感じたことは

舞台に立てなきゃ演技なんてできないよ

ってこと。

ホントに声だけで感情を表現するって難しいのよ!

プロの声優さんほんと凄いと思う。あの「空気感」すげーよほんとに。

で、やっぱり舞台が演技の基本になっているというのが

あの業界の常識みたいになっている模様。

だから、声優になりたければ舞台の稽古も必要。

「舞台に出るのは恥ずかしい」というのはダメです。

あなたが超いい声で超イケメン(美女)だったらなんとかなるかもしれませんが

何もないなら舞台も経験しなくてはいけません。

自分で行動しないといけない

専門学校を卒業すれば自動的にプロの声優になれると思っている人も多いと思いますが

卒業後はほったらかしにされます。

ただ、僕のいた学校の先生たちは親切だったので色々相談に乗ってくれたし

人によっては紹介してもらっていたようです。

基本的には自分で事務所やら養成所やらを探さないといけません。

(僕は東京の役者の養成所にいった)

僕の経験談としてはこんなところです。

 

もし、あなたが声優になりたいと本気で思うのなら

僕は「大学に進学する」ことをお勧めします。

まず大学にいこう

当然ですが、専門学校もタダじゃありません。

とんでもない学費がかかります。

僕はたまたまお金を借りられる親戚がいたので借金せずに済みましたが

借金してまで進学したかと言われると、進学しなかったでしょう。

本音を言うと専門学校に学費分の価値があるかというと疑問です。

そのため

もし、あなたに大学に行くだけの成績があるのなら「演劇部(サークル?)のある大学」に行くことをお勧めしたい。

何故ならば、学歴は保険になるからです。

学歴があれば夢が叶わなかったときの保険になります。

もちろん新卒に比べると不利になるでしょうが大卒は大きなアドバンテージです。

そこで演劇部(サークル)に所属すれば芝居の難しさが学べると思います。

芝居は難しい、自分には合わないと感じればあなたには声優は向いていません。

逆に楽しい!癖になる!と感じれば才能があるかもしれません。

演劇部が無くても劇団や養成所に所属すれば同じように学べます。

そのため、大学に進学し学歴という保険を得つつ芝居をしてみることが一番だと思います。

 

努力・才能・運すべてがほしい

 

僕のクラスにも演技が出来る、イケメン、努力も惜しまないという完璧超人がいました。

しかし、彼は卒業後普通に就職しました。

なぜか、

家庭の事情でお金の余裕がなくなってしまったからです。

たった2年(東京の養成所含め3年)でも芸能界で食べていくには

努力だけでも足りない、才能だけでも足りない、運だけでも足りないと感じました。

あなたに覚悟はありますか?

脅かすわけじゃありませんが、覚悟は必要です。

足りない分の何かを補うほどの覚悟が。

「闇」とか言われても

「声優 専門学校」で検索すると「専門学校 闇」とか出てくるけど。

実際にはよくわかんなかったね。

もちろん学費高すぎだろ!とか思ったけど

年に1回凄い広い会場で公演とかあったし、海外研修とかもあったから

必ずしもぼったくりだとは思わなかった。

まぁ沢山専門学校あるから色々あるんだろうね。

無駄ではなかったと思う

演技の勉強を2年間して今何かの役に立っているか?と聞かれると

ん~まぁ~ん~って答えます。

何も資格として残らないから就職には不利なのは間違いない。

ただ、もし僕が専門学校に進学せず就職していたらどうなっていただろう?

今の僕があるのは

下手くそなりにダンスやバレエを習い、

恥ずかしい思いをしながら舞台に立ち、

たった一人で東京に出て行った経験があるからだ。

それが無ければ何もかも嫌になりニートになって部屋で腐っていたかもしれない。

もちろん普通に就職して結婚して子供もいたかもしれない。

まぁ「もし」「かも」の話をしてもしょうがないんだけど。

僕自身は夢に挑戦したことを後悔していません。

なぜなら多分ニートになって部屋で腐っていただろうから。

今もこうやって人生に抗っているのは専門学校や東京の養成所での生活があったからなのは間違いない。

だから僕は後悔していません。

ただ、もし将来僕の子供が「声優になりたい」「役者になりたい」と言ったら

「大学に行け」と言います。そして大学で芝居を習いなさいといいます。

もちろんあなたがどうゆう選択をするかはあなたの自由です。

ただし、

努力だけでも才能だけでも運だけでも足りない

そんな厳しい世界だってことを忘れないでください。

ここまで読んでくださってありがとうございます。

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